動脈硬化検査                                               

心音と心電図を測定しながら、手足の４カ所に血圧計を巻き、５分ほどでできる簡単な検査です。

 

　　　　　　動脈硬化

心臓の拍動が動脈を通して手や足に達するまでの時間を計って、動脈の硬さを求めます。

動脈が硬くなる程、伝わる波の早さが速くなります。

即ち血管の老化、血管の推定年齢がわかります。糖尿病、高血圧、高脂血症、の治療や肥満、

喫煙、運動不足、食事などの生活習慣を改善することの必要性がわかります。

そのため、検査結果を定期的に比較することにより、自分の健康状態の確認と、健康維持のための

努力の結果の確認に役立ちます。自分の血管年齢を知ることは自分の健康状態を意識することの

基本となります。

 

　　　　　　動脈の閉塞や狭窄

手の血圧と足の血圧の差によって、手から心臓を通り、足に至る太い動脈のつまり具合がわかります。

この検査では太い血管の詰まり具合を見ていますが、太い血管が詰まってくるということは

脳の血管や心臓の冠状動脈のような細い血管も詰まる危険性が迫っていることになります。

即ち、脳梗塞や心筋梗塞の危険性を間接的ではあるが簡単に調べる検査でもあります。